熱処理後の後工程の影響について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、熱処理後における後工程の影響についてご紹介いたします。

金属の熱処理後、後工程としてワイヤーカットやコーティング加工等実施する場合がございます。後工程を考慮せずに、熱処理後の硬度のみを重点とした熱処理を行うと、後工程のワイヤーカット時に角が割れやすくなったり、コーティング加工時の熱で変寸が生じたりします。弊社では、熱処理のご用命時に後工程をご提示頂くことで、後工程に不具合が生じにくい熱処理条件を考案致します。ご用命の際、熱処理後の状態についてご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

金属熱処理ソリューション
http://www.ht-solution.jp

真空炉の焼鈍時冷却制御について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、真空炉の焼鈍時冷却制御についてご紹介いたします。

金属の焼鈍時、金属組織をコントロールする目的の下、単純な炉冷だけでなく一定の温度制御が必要となる場合がございます。弊社保有炉は真空炉でございますので、想定されている冷却スピードより早く冷却しそうになってもヒーターの出力調整で狙った冷却スピードに出来ます。金属材料の品質管理として、熱処理工程の冷却スピードもコントロールしたい場合、お問合せください。

金属熱処理ソリューション
http://www.ht-solution.jp

真空浸炭について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、真空浸炭についてご紹介いたします。

金属の浸炭処理はいくつかの手法があり、それぞれに一長一短がございます。そのような浸炭処理の内、真空浸炭に関しましては、多くの特殊なメリットがございます。真空下でございますので、細穴内面への浸炭といった、ワークの形に左右されずに均一な浸炭を可能とします。また、ステンレス鋼や高合金鋼への浸炭も可能でございますので、大気下での浸炭が上手くいかない場合、一度、真空浸炭をご検討されることを提案致します。弊社では真空浸炭を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

金属熱処理ソリューション
http://www.ht-solution.jp

イオン窒化について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、イオン窒化についてご紹介いたします。

金属の窒化処理は様々な種類があり、それぞれに特徴がございます。イオン窒化に関しましては、面粗度が綺麗なまま窒化が可能な特徴がございます。プラスチック用金型のような、使用用途において面粗度が重要な材質に窒化が必要となる場合は、様々な種類のある窒化処理の中で、イオン窒化処理を推奨いたします。弊社にてイオン窒化処理も承っておりますので、イオン窒化処理をご検討される際は、お見積りから対応致します。お気軽にお問い合わせください。

金属熱処理ソリューション
http://www.ht-solution.jp

熱処理後の変寸について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、熱処理後の変寸についてご紹介いたします。

金属は、熱処理を行った際、歪みが全くない状態であっても熱処理前と寸法が変わることが多くございます。研磨代を残している状態であれば特に問題ではございませんが、熱処理後すぐに製品へ組み込む部品の場合は、考慮するべき現象です。弊社は、本番前に変寸を見たい等、少量のトライ品から対応可能でございますので、厳しい寸法要求がある場合は、一度お問い合わせください。

金属熱処理ソリューション
http://www.ht-solution.jp

TiC処理について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、TiC処理についてご紹介いたします。

TiC処理は炭化チタンを金属表面へ成膜する処理でございます。硬度が非常に高く、金型等に施すことで滑り性を向上させ、摩耗を抑えることが狙えます。金属熱処理ソリューションでは、ラップ仕上げを加えた、より綺麗な成膜のご提案をさせて頂きます。TiC処理可否検討及びお見積りからご対応致しますので、お気軽にお問い合わせください。

金属熱処理ソリューション
http://www.ht-solution.jp

大気炉によるアルミニウムの熱処理について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、弊社能登工場保有の大気炉によるアルミニウムの熱処理についてご紹介いたします。

弊社能登工場は2021年4月より操業しておりますが、実績として、大気炉によるアルミニウムの熱処理がございます。弊社能登工場保有の大気炉は、最高温度650℃、耐荷重500kg/グロス、有効寸法800×800×1300、冷却能力は炉冷と空冷でございます。大気下による熱処理の為、鉄やステンレス等の場合は熱処理後の着色がございますが、表面を清浄にしているアルミニウムに関しては、酸化被膜により金属光沢が保たれたまま熱処理可能でございます。

現状、冷却能力が炉冷か空冷の為、焼鈍か焼準とはなりますが、お見積り及び試作対応致しますので、お気軽にお問い合わせください。

金属熱処理ソリューション
http://www.ht-solution.jp

機械的物性値の測定について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、機械的物性値の測定についてご紹介いたします。

機械的物性値は、機械的性質を数値化したもので、一例として引張試験がございます。引張試験により得た数値は、材料の強度計算の根拠となり、安全を数値化させることが可能となります。弊社は熱処理業者の為、熱処理前後の硬度を見て熱処理品質の評価をしておりますが、硬度変化が小さい材料がございます。そのような材料は、お客様からのご要望により引張試験の対応をしております。試作品等、多くの判断材料が必要な際は、是非お問い合わせください。

金属熱処理ソリューション
http://www.ht-solution.jp

鋼材調達と熱処理について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、鋼材調達と熱処理についてご紹介いたします。

板材等、特に加工がされていない素材のままの鋼材を熱処理したい場合、鋼材調達から熱処理まで弊社にて対応可能です。弊社から距離が遠く、物流費が大きなコストとなりそうな際は、お見積りからご提示致しますので、是非一度お問い合わせください。

金属熱処理ソリューション
http://www.ht-solution.jp

熱電対を用いた温度測定について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、弊社にて頻繁に実施している、熱電対を用いた温度測定についてご紹介します。

熱処理を行う際、炉内温度と被熱処理品の温度に相違が生じる場合がございます。その際、被熱処理品に熱電対を付けることで、要望通りの熱処理が品物に施されているか確認できます。加えて、温度測定物近傍の空間に熱電対を配置することにより、炉内温度との相違具合を把握し、熱処理条件改善の検討に用いることも可能となります。炉内温度だけでなく、品物自体の温度分布を確認したい際、是非一度お問い合わせください。

金属熱処理ソリューション
http://www.ht-solution.jp