金属の磁性について

金属熱処理ソリューション担当の大河内です。

今回は、金属と磁性についてご紹介します。

金属には、それぞれ固有の磁気特性がございます。しかしながら、冷間加工等、大きな力を金属に加えた際、金属組織に影響を及ぼし、本来は磁石にくっつかない金属が磁石にくっついてしまうような変化が生じることがございます。金属本来の磁気特性に近づけるために、弊社の熱処理が有効な場合がございますので、お困りの際は一度お問合せ下さい。

金属熱処理ソリューション
http://www.ht-solution.jp

熱処理歪みや加工歪み矯正承ります

金属熱処理ソリューション担当の田中です。
熱処理や加工によって生じた歪み矯正を承ります。

プレス機やバーナーでの炙りを使用し、
板材形状、丸棒形状に対応します。

作業時間によって価格が変動するため
現物を確認してからのお見積となりますが
不良品が良品に出来る可能性があるため
一度お問合せ下さい。

【対応不可事項】
・高速度鋼(ハイス鋼)
・打痕、割れの再生
・複雑形状品の寸法調整
・3次元に大きく歪んだ製品
・内外径調整
・0.1mm未満の精度
その他矯正不可と判断した場合もご了承下さい。

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SUS低温焼鈍承ります

金属熱処理ソリューション担当の田中です。
今回はステンレスの低温焼鈍についてご案内します。

SUS304に代表されるオーステナイト系ステンレスは加工後、低温焼鈍を行う場合があります。オーステナイト系ステンレスは加工硬化しやすく、SUS301でHV500程度、SUS304でHV400程度になります。しかし硬化は応力が加わっている状態でもあるため、加工硬化したまま使用すると、経年変化による悪影響が発生する可能性があります(クラックやサビなど)。

本来は固溶化処理をして加工応力を除去することで対策しますが、硬度はHV200以下になります。そのため、硬度と応力除去を両者ほどほどに確保する目的で低温焼鈍を行う場合があり、おおよそ250~480℃程度の低い温度域で検討します。しかしながらこれは例外的処置のため、あくまで理想は固溶化することであることにはご留意下さい。

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ハイス材の焼入れ歪みについて

金属熱処理ソリューション担当の田中です。
ハイス材は多くの合金元素を含有するため
焼入れ焼き戻しにより高い硬度と靭性を付与することができます。
しかし一般的な鋼材より熱処理温度が高いため
一度発生した歪みが矯正が難しいリスクが存在します。
金属熱処理ソリューションでは焼入時点の歪を抑制する
セッティングを行っていますので、歪みでお困りのお客様は一度お問合せ下さい。

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チタン材の窒化処理承ります

金属熱処理ソリューションの田中です。
チタン材は鉄と比較して強度と耐食性に優れかつ軽いと言われていますが、
強度は言い換えるとねばり強さのことを指すため、
耐摩耗性という観点ではむしろ劣るという弱点があります。

そこで耐摩耗性を付与して弱点を克服するために
表面を硬くする処理を行うのですがこれには様々な方法があります。
今回はその中でも「窒化」のご案内となります。

窒化の利点としては他の硬化方法と比較して
安価にある程度の硬度が付与できる点です。
具体的にはHV1200以上は確保可能です。

しかしチタンの窒化の処理条件は少し特殊になるため
一般的な鉄と同じ処理条件で窒化を行うことは推奨しません。
弊社ではチタン専用の窒化処理を承っていますので
まずはお見積からご検討下さい。

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熱処理時の治具と製品のくっつき対策

金属熱処理ソリューションの田中です。
主に真空熱処理において高温に達する処理では
製品と治具がくっついてしまうことがあります。

くっつきは少しの力で取れますが
表面にわずかに相手材の成分が付着するため
後加工で研磨等行わない場合は対策が必要となります。

対策方法は製品によって治具の形状や熱処理条件が変わるため
案件に応じてご提案させて頂きます。

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ベーキング処理を承ります

金属熱処理ソリューションの田中です。
ベーキング処理とは金属材料の加工時やメッキ膜に含まれる
水素、その他不純物を加熱によって除去する脱ガス工程です。

一般的には200℃付近の加熱ですが
試作材などでそれよりも高温を希望されるお客様もいます。
金属熱処理ソリューションでは温度&時間指定はもちろん、
鋼材に限らず金属粉末にも対応しています。
脱ガスが目的かつ処理後に酸化させたくない場合は
真空熱処理炉を使う選択肢もありますので
まずはご相談下さい。

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アルゴン雰囲気の熱処理承ります

金属熱処理ソリューションの田中です。
アルゴン、水素、窒素など、各種ガス雰囲気での熱処理に対応しています。
初めに真空ポンプで脱気を行いガスを封入します。
加熱温度や保持時間も任意に指定可能ですので
試験材の検証等にご活用下さい。

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線材、コイル材の焼鈍承ります

担当の田中です。
金属熱処理ソリューションでは
大型のバッチ炉を保有していますので
ステンレス、銅、アルミ等のコイル材の焼鈍を
一度に複数行うことが可能です。

例:真空熱処理炉の場合の有効寸法
縦1300mm×横1300mm×奥1650mm 耐荷重1.5t/グロス
http://www.heat-treatment.jp/heat_treatment.html

複数一度に処理することでコスト低減が可能ですので
お見積りからお気軽にお問合せ下さい。

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熱処理時の製品同士のくっつき、接合を防ぐ方法

金属熱処理ソリューションの田中です。
SUSの固溶化や焼入れ時に製品同士がくっついて不良になったことはありませんか?
温度、保持時間、表面状態、圧力、形状、真空度等
様々な要因が絡んで製品同士のくっつき(拡散接合といいます)が発生します。
金属熱処理ソリューションでは対策案を各種蓄積しているため、
お客様の案件に応じて最適な条件設定をお手伝いします。
くっつきでお困りのお客様は是非お問合せ下さい。

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