YXR3の焼入れ承ります

金属熱処理ソリューションの田中です。
YXR3等のハイス鋼、高速度鋼の焼入れを
辞める業者様が増えているようです。

これらの材料は一般的な鋼材より高い温度での処理となり、
焼入後の焼戻しも工数を要します。加えて
エネルギーコストの上昇や受注量の減少から
採算が取れないことも背景にあるようです。

金属熱処理ソリューションでは
引き続きハイス鋼の焼入れを承っていますので
依頼先でお困りのお客様は是非お問合せ下さい。

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チタン材の窒化処理承ります

金属熱処理ソリューションの田中です。
チタン材は鉄と比較して強度と耐食性に優れかつ軽いと言われていますが、
強度は言い換えるとねばり強さのことを指すため、
耐摩耗性という観点ではむしろ劣るという弱点があります。

そこで耐摩耗性を付与して弱点を克服するために
表面を硬くする処理を行うのですがこれには様々な方法があります。
今回はその中でも「窒化」のご案内となります。

窒化の利点としては他の硬化方法と比較して
安価にある程度の硬度が付与できる点です。
具体的にはHV1200以上は確保可能です。

しかしチタンの窒化の処理条件は少し特殊になるため
一般的な鉄と同じ処理条件で窒化を行うことは推奨しません。
弊社ではチタン専用の窒化処理を承っていますので
まずはお見積からご検討下さい。

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熱処理時の治具と製品のくっつき対策

金属熱処理ソリューションの田中です。
主に真空熱処理において高温に達する処理では
製品と治具がくっついてしまうことがあります。

くっつきは少しの力で取れますが
表面にわずかに相手材の成分が付着するため
後加工で研磨等行わない場合は対策が必要となります。

対策方法は製品によって治具の形状や熱処理条件が変わるため
案件に応じてご提案させて頂きます。

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ベーキング処理を承ります

金属熱処理ソリューションの田中です。
ベーキング処理とは金属材料の加工時やメッキ膜に含まれる
水素、その他不純物を加熱によって除去する脱ガス工程です。

一般的には200℃付近の加熱ですが
試作材などでそれよりも高温を希望されるお客様もいます。
金属熱処理ソリューションでは温度&時間指定はもちろん、
鋼材に限らず金属粉末にも対応しています。
脱ガスが目的かつ処理後に酸化させたくない場合は
真空熱処理炉を使う選択肢もありますので
まずはご相談下さい。

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アルゴン雰囲気の熱処理承ります

金属熱処理ソリューションの田中です。
アルゴン、水素、窒素など、各種ガス雰囲気での熱処理に対応しています。
初めに真空ポンプで脱気を行いガスを封入します。
加熱温度や保持時間も任意に指定可能ですので
試験材の検証等にご活用下さい。

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年末年始休業日のお知らせ

金属熱処理ソリューションの田中です。

窓口業務は以下の期間休業とさせて頂きます。

2021年12月29日(水)~2022年1月4日(火)

今年も様々なご相談を頂きありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。

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ソルト液が内径に残留する場合があります

金属熱処理ソリューションの田中です。
ソルトバスによる焼入れはナトリウム系薬剤を加熱した液を使用して
焼入れを行うため、処理後は表面に液が残留します。

水やお湯で除去することが出来ますが、
内径のある製品では特に残留しやすく、
ブラシ等の物理的な摩擦も加えないと除去が困難です。

また、内径が細いと水やお湯ではほぼ除去できず、
面が粗かったり、切削粉が付いていると液の付着も多くなり
内径穴が詰まることもあります。

内径の洗浄も事前のご指定があれば行うことも可能ですが
細径は対応不可の場合があります。
ご依頼時はあらかじめそういったリスクをご考慮
頂きますようお願いします。

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線材、コイル材の焼鈍承ります

担当の田中です。
金属熱処理ソリューションでは
大型のバッチ炉を保有していますので
ステンレス、銅、アルミ等のコイル材の焼鈍を
一度に複数行うことが可能です。

例:真空熱処理炉の場合の有効寸法
縦1300mm×横1300mm×奥1650mm 耐荷重1.5t/グロス
http://www.heat-treatment.jp/heat_treatment.html

複数一度に処理することでコスト低減が可能ですので
お見積りからお気軽にお問合せ下さい。

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ボンデ被膜が真空炉に与える悪影響

金属熱処理ソリューションの田中です。
鍛造で使用されるボンデ皮膜は熱処理により溶解や炭化を起こし製品表面に残存します。
大気炉やガス雰囲気炉(浸炭炉含む)では熱処理後にショットブラスト等で
酸化スケールとボンデ被膜を一緒に除去するため何ら問題はありません。

しかし真空炉でボンデ被膜付の製品を熱処理すると
炉内に拡散して炉壁やヒーター、配管内などに付着します。
これにより真空炉としての清浄な炉内環境を汚染する他、
真空ポンプ等の設備に深刻なダメージを与え
製品変色や設備故障の原因となります。

対策として真空熱処理では事前にボンデ皮膜を除去する工程が必須となります。
除去にはショットブラストが一般的ですが、アルカリ洗浄⇒酸洗で洗浄する方法があります。
ボンデ処理した製品をご依頼の際は必ず事前にお知らせ頂きますようお願い致します。

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