歯車の刃先の欠損(焼入後)

金属熱処理ソリューションの田中です。

歯車やギア等刃先の強度を上げるために
全体(ズブ)焼入れ、浸炭焼入れ、高周波焼入れ、窒化等
様々な方法で熱処理が施されていますが、
その中でよく使用時に刃が欠損するお話をよく聞きます。
原因としては硬度が高すぎたり、
高周波や浸炭における硬化層のムラが原因であることがあります。

金属熱処理ソリューションでは
高周波は周波数の調整やコイルの工夫で、
浸炭は熱処理条件の工夫で歯車表面を均一に硬化させることが可能です。

断面を切断してみると、歯車の凸凹に沿う形で
綺麗な硬化層が作られており、
より強度の高い製品を作ることができます。

案件の使用用途に合わせて提案していますので
ギア・歯車の欠損でお困りのお客様は是非お問合せ下さい。

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薄板リングの焼入・硬化処理

金属熱処理ソリューションの田中です。
最近は薄板や薄いリング部品を硬化させたいお問合せが増えています。
硬化自体は簡単ですが、薄い部品は大きな歪みと隣り合わせです。

対策として、使用用途によっては時効硬化系材料の選定や、
窒化等の比較的低温での処理が有効な場合があります。
また焼入を行なう場合でもその後の焼戻しである程度矯正可能です。
金属熱処理ソリューションでは下の写真のような
リング(ダイシングフレーム)を日常的に焼入れしており
類似形状でも多くの実績があります。

既存業者様で断られてしまった案件がございましたら一度お問合せ下さい。

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真空展2016に出展します

金属熱処理ソリューションの田中です。
今回は幹事会社の㈱メタルヒートが真空展2016に出展します。

日 時:2016年9月7日(水)~9月9日(金)
10:00~17:00
場 所:パシフィコ横浜
(横浜市西区みなとみらい1-1-1)
ブース:V-123
http://biz.nikkan.co.jp/eve/vacuum/

真空熱処理が中心の展示となっています。
お誘い合わせの上是非お越し下さい。

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スプラインシャフトの変形対策

金属熱処理ソリューションの田中です。
最近の解決事例をご紹介します。

SCM440のφ30×800mmのスプラインシャフトを
他社様でHRC54で高周波焼入れしたところ、
使用時にスプライン部が捻じれてしまい、
どのような焼入れが良いのかお問合せ頂きました。

捻じれた原因は硬化層が浅かったために(1mm程度)
高トルクによる繰り返しネジレの負荷に
耐え切れなかったと想定されます。

お客様はズブ焼入れを希望されていましたが、
繰り返し疲労強度を上げる観点で、今回は
高周波焼入れの硬化層を深くする方向でご提案し
解決することができました。

金属熱処理ソリューションでは
高周波焼入れにおける長尺シャフトを
低歪みで焼入れすることを得意とする他、
硬化層もかなり深くまで処理することが
可能です(今回は硬化層9mmとしました)。
また、製品の使用用途に応じた
最適な熱処理方法をご提案させて頂いて
おりますので、一度使用時に不具合があったお客様が
いらっしゃいましたら是非一度ご相談下さい。

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スプライン加工されたシャフトのイメージ

 

 

 

 

 

 

 

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ものづくり岡崎フェア2016に出展します

金属熱処理ソリューションの田中です。
今回は第5回ものづくり岡崎フェア2016に出展します。

日 時:2016年7月13日(水)、7月14日(木)
10:00~17:00
場 所:岡崎中央総合公園 総合体育館
(愛知県岡崎市高隆寺町字峠1番地)
ブース:D-10
http://www.okazakicci.or.jp/fair2016/

お誘い合わせの上是非お越し下さい。

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ガス軟窒化の変色について

金属熱処理ソリューションの田中です。

今回は
「ガス軟窒化した際に仕上がり色が違うことがあるが
品質や製品寿命に影響するのか?」
その疑問にお答えします。

通常、ガス軟窒化後の色は薄いグレー色をしています。
これが処理業者によって、黒かったり、青紫になる
場合があるというのですが・・・

 

結論として変色による製品への悪影響はほぼありません

 
処理業者によって色が異なるのは、恐らく処理設備がリーク
していて、外の大気が炉の中に入り込んでしまい、
表面が僅かに酸化していることが原因だと考えられます。
本来ガス軟窒化した製品の表面は薄いグレー色ですが、
リークしている設備では処理する温度帯で青紫や黒い色合いになります。

たとえ製品性能に影響が無くても
気味が悪い、不安、エンドユーザーが許してくれない
そう言われるお客様はいらっしゃると思います。
金属熱処理ソリューションのガス軟窒化は
いつ何時でも薄いグレー色ですので
安心してご利用下さい。

 
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焼入時の拡散接合(固着)対策

金属熱処理ソリューションの田中です。

今回は真空熱処理のお話です。
真空熱処理は光輝性に優れる一方、
処理条件が真空度、温度、圧力が高いほど
製品同士が固着するリスクが高まります。
これを拡散接合と言います。

拡散接合は本来製品同士を接合させるための処理
との認識が一般的ですが、こうした
意図しない環境下で不具合とされる場合もあります。
特に高速度鋼の真空焼入ではよく聞かれる不具合です。

金属熱処理ソリューションでは
真空度、温度、圧力、治具、投入セッティング方法を
調整して製品同士を固着させずに処理を行なうノウハウがあります。
固着でお悩みの場合は是非お問合せ下さい。

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硬調質シャフト

金属熱処理ソリューションの田中です。

今回は硬調質シャフトのご紹介です。
高周波加熱で焼入れしたシャフトを使用用途に応じた焼戻しを行なうことで、
高強度、高靱性が得られ、主にモーターシャフト、パイプシャフト、
金型部品に活用されるシャフトです。ラインナップは以下の通りです。

【対応材質】
構造用炭素鋼(S40C、S45C、S50C等)
構造用合金鋼(SCM440等)
軸受け鋼  (SUJ2等)
ステンレス鋼(SUS420J2等)

【対応硬さ】
HRC26~45の範囲で任意にご指定下さい。

【対応サイズ】
径 :φ2~φ125mm
長さ:500~3000mm

お問合せは金属熱処理ソリューションまで。

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安城ものづくりコンベンション2016に出展します

金属熱処理ソリューションの田中です。
今回はものコン(安城ものづくりコンベンション2016)に出展します。

日 時:2016年2月11日(木)10:00~17:00
2月12日(金)10:00~16:00

場 所:安城市体育館(愛知県安城市新田町新定山41-8)
ブース:04
http://anjo-cci.or.jp/monocon/

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お誘い合わせの上是非お越し下さい。

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金属に加熱(熱処理)で着色させる

金属熱処理ソリューションの田中です。

金属を大気中で加熱すると表面に色が付きます。
いわゆるテンパーカラーと呼ばれるものです。

この着色は、金属(鉄・鋼)表面にできる
酸化膜によるもので、温度によって色が異なります。
例えば200℃程度であればきつね色、シャンパンゴールドに、
300℃程度であれば青色に着色します。

本来着色はクレームとなることが多いのですが、
何も塗らずに加熱のみで金属から色を引き出すという意味で、
デザイン性、意匠性を目的として
意図的に着色が求められるシーンがあります。

例えば綺麗な金属表面に
焦げ付き感使用感レトロ感のある色を付けたい場合、
塗装では表現・再現が難しいと思われますが、
とある加熱条件で再現可能です。

温度だけでなく金属の表面状態や、材料の種類によっても色の
付き具合は変わってきますが、決して同じ模様が出来ない
世界でただ一つの模様が作り出せます。
金属を使用するヴィンテージ品、家具、模造品、オブジェ等
への活用が期待されます。

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※写真は実験時のもので他にも様々な色が可能です

まずは試作からご検討下さい。

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