破損防止 事案1
穴が端部に近く、熱処理時の破損を防ぎたい(S45C―D材)
方法はいくつかございます。
製品の使用用途をお聞きし、製作順序と熱処理方法の変更をご提案させて頂き解決することが出来ました。
破損防止 事案2
TD処理をした製品でネジ部が割れてしまった
機能的に材質の変更が可能であったためSKD11から、靱性の高いSKD61に変更し、歩留まりを改善しました。
破損防止 事案3
ギヤ表面に均一に硬度を入れたいが、刃先ばかり硬くなり破損してしまう
例えば、高周波焼入では周波数を低周波、中周波、高周波の中から最適な条件で処理致します。
今回のケースでは周波数の選定により、より均一に硬化層を作り出すことが可能です。お問い合わせ下さい。
高周波:浅く早く熱する
中周波:高周波と低周波の中間
低周波:深くゆっくり熱する
破損防止 事案4
ベアリングを浸炭しているが、かじりが発生した
某ベアリングメーカーA社からのお問い合わせです。
車の回転座に使用するベアリングを浸炭されていたそうですが、使用用途をお聞きしたところ、摺動部に過大な摩擦力が生じるため、塑性変形してかじりとなるとのことでした。
金属熱処理ソリューションでは浸炭よりも耐摩耗性に優れる窒化(ガス軟窒化)をご提案させて頂き、問題を解決することができました。
破損防止 事案5
S45C材で高周波焼入後、穴貫時に角が欠けてしまう
材料と熱処理工法をご提案させて頂き、解決することができました。
詳細な設備仕様は金属熱処理ソリューションの熱処理技術【設備】覧をご参照下さい。
熱処理方法
真空熱処理、塩浴熱処理、浸炭熱処理、高周波熱処理、窒化熱処理等の多彩な設備群の他、
サブゼロ装置、各種硬度測定機器、組織検査機器、保磁力測定機器を取り揃えております。