解決事例
熱処理の輪は無限の可能性
熱処理のプロフェッショナルが集結し、これまで解決できなかった熱処理の問題を、
一挙に解決いたします。

歪み取り

金属熱処理ソリューションでは、熱処理時の歪みを抑えることで、後工程の削減につながることを目指していますが、歪みの原因が熱処理以外のもの、例えば加工による歪みや、溶接による歪みなど、歪み取りのみでも矯正を承ります。
なお、破損の補償は出来かねますので、破損を防ぐためにも材質選定の段階からご相談下さい。

歪み取り 事案1

ステンレスの角物の歪みを0.3mm以下にしたい

材質:SUS304 寸法:40×80×300mm 数量:5本
加工後に、製品をクランプからはずしたところ0.5mmの歪みが発生していたとのことです。加工後のため、キズが付かない熱を媒体とした方法を採用しました。製品の並行な面を利用して熱処理を施すことで、歪み量0.1mmまで矯正しました。

歪み取り 事案2

溶接プレートの歪みを0.2mm以下にしたい

材質:SUS304 寸法:200×800×45t 数量:2個
溶接が必要となり、溶接したところ溶接部分で曲がりが0.6mm発生していました。
全体に硬度が入っている場合のプレス機の使用は割れる危険がありますが、今回は柔らかい材質であったため、5tプレス機と治具を使用し、0.05mm以下までキズなく矯正出来ました。

歪み取り 事案3

パイプシャフトの曲がりを1.0mm以下にしたい

材 質:SUS304 寸 法:φ89/φ81×2500mm 数 量:100本/Lot
全長で13.0mmの曲がりがありました。矯正には専用治具が必要であったため、当方で治具の設計提案を行い、治具を製作していただきました。結果0.2mmまで矯正することができました。今回は治具を製作していただきましたが、当社にて多彩な汎用治具を保有しており、よほどの形状でも対応することが可能です。お問合せ下さい。

歪み取り 事案4

研削ボールネジの歪みを0.2mm以内にしたい

材 質:AIASI4150  寸 法:φ25×1500mm  数 量:1~10本
ネジ切削後の製品でしたが、矯正前は6.5mmの振れがありました。
硬度が入っているのは表面のみでしたので、5tプレス機を使用することで、0.1mmまで矯正することができました。

歪み取り 事案5

アルミ板の加工による歪みを矯正したい

アルミに対する機械加工時の歪み矯正は、材質的に柔らかいことから一般的に困難といわれています。当社では熱を媒体とすることで、キズをつけることなく矯正することが可能です。お問合せ下さい。

保有矯正設備

ロール矯正機:4台 ロール矯正機丸棒素材の矯正が可能です。サイズはφ3~φ25、長さは1000mm~3000mmが可能です。歪み矯正のみでも承ります。
各種プレス機:13台 条件に合わせて最適なプレス機の使用と熟練の技で矯正致します。(50t2台、25t1台、20t1台、10t1台、5t2台、ハンドプレス6台)
バーナー  :3台 バーナーの使用方法も熟練が必要です。お任せ下さい。
その他押さえ治具として、多彩な汎用治具を保有しています。
「熱処理の輪は無限の可能性」 熱処理ソリューションでは、各種熱処理の様々なテストを行うことが可能です。
形状も小物、大物、尺物問わず対応可能です。
また、テスト結果に基づき、お客様のご要望から複合熱処理を含め、
最適な工法をご提案いたします。是非ご相談下さい。
詳細な設備仕様は金属熱処理ソリューションの熱処理技術【設備】覧をご参照下さい。

熱処理方法

真空熱処理、塩浴熱処理、浸炭熱処理、高周波熱処理、窒化熱処理等の多彩な設備群の他、
サブゼロ装置、各種硬度測定機器、組織検査機器、保磁力測定機器を取り揃えております。

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